Overview: 「これは何かって聞いてるんだよ、あたしは……!!」 俺の部屋のベッドの上に、まるで公開処刑のごとく乱雑に並べられているのは、 エロ本やAV…… しかもSMプレイ愛好家のためのブツ。 縛られてたり鞭で叩かれていたり、口輪をはめられていたりの大騒ぎというか―― 「なんでSMなんだよ!?」 目の前で怒っているのは、紗紀。 俺の教え子であり、彼女。 いよいよぶん殴られるか……と震えていると、紗紀はなぜか俺の鼻先にタオルを差し出してきた。 拳の代わりに、タオル……。 これからどんな痛い目に遭わされるのかと ドキドキしている俺をギロリとにらみつけた後で、紗紀はベッドの上へと倒れ込んだ。 「さっさと、やれよ…… そのタオルで、縛れって……!!」 ……は? えっと…… 何? 何?? 紗紀は突然妙な姿勢をとり、真っ赤になりつつ命令してきた。 「こういうの、やりたかったんだろ!? あたしのこと、し、縛って、エッチしろよ……!!」
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